【日産フーガ×創ったひと】その3 フィーリングにこだわったV6 3.5リッター…商品企画本部 大澤辰夫SCPS

自動車 ニューモデル 新型車
【日産フーガ×創ったひと】その3 フィーリングにこだわったV6 3.5リッター…商品企画本部 大澤辰夫SCPS
【日産フーガ×創ったひと】その3 フィーリングにこだわったV6 3.5リッター…商品企画本部 大澤辰夫SCPS 全 3 枚 拡大写真

「同じ3.5リッターエンジンですが、『フーガ』と『フェアレディZ』では高回転まで回したときのフィーリングが違います」とフーガの開発責任者を務めた日産自動車 商品企画本部 大澤辰夫さんは説明する。

フーガに搭載されている3.5リッターエンジンはフェアレディZに搭載されているものと、基本的には同様のスペック。だが、そのフィーリングには少し異なった味付けがされているようだ。

「フーガのエンジンではレスポンスと高回転の伸びを重視したセッティングになっています。そのため若干ではありますが、低速トルクは抑え気味になってはいます。その結果、絶対的な加速感は落ちてしまいますが、このように高回転まで一気に吹け上がるフィーリングはアメリカでも好評でした。対してフェアレディZは、0-60マイル加速といったリニアな加速感を得るために、絶対的なパフォーマンスを重視しています」と大澤さんは語る。

実際にフーガに乗りエンジンを高回転まで回してみると、レッドゾーンの6600rpm付近までスカッと気持ちよく回りきる。同じ状況でテストができていないので、フェアレディZより軽快に回るかどうかは試すことができなかったが、高級車としては高回転での伸びを重視したスポーティなフィーリングに仕上がっている。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  2. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  4. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  5. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る