日産自動車が発表した10月の生産・販売・輸出実績は、グローバル生産台数が前年同月比0.5%増の28万6081台で、前年を上回った。海外生産が好調だったのが主因だ。
国内生産は同5.2%減の12万1655台とマイナスだった。国内向けの販売、輸出ともに低迷したため。
国内販売は同4.7%減の5万3127台と低迷した。『ムラーノ』や『ティーダ』などは順調だったものの、『マーチ』や『キューブ』が低迷した。軽自動車を含む国内販売は同2.9%減の5万8782台だった。
輸出は同9.3%減の5万9538台と低調だった。欧州向けは順調だったものの、北米向けのインフィニティ『G35』(日本名:日産『スカイライン』)とアジア向けの輸出が低迷した。
海外生産は同5.2%増の16万4426台と伸びた。米国が『アルティマ』や『タイタン』が好調で同13.9%増となったほか、メキシコ、スペインも好調だった。英国は同17.1%減と大幅に落ち込んだ。