WRCでは、撤退をほのめかしていたフォードの継続決定や、2006年からのシトロエン、プジョーのWRC撤退が発表され、三菱やシュコダの復帰も取りざたされているので、05年は、近年にない多様なバトルが期待できる。
スバルは24日、東京有明で「04-05年モータースポーツ記者会見」を開催、04年ドライバーズチャンピオンの座を逃したスバルの1stドライバー、ペター・ソルベルグが来年の意気込みを語った。
「僕はドライビングやモータースポーツが大好きだ。シリーズでは2位だったけど、ラリージャパンで優勝できたことは今年最大の出来事といってもいいくらいだ。スバルチームはスタッフが家族のようなところがいいよね」
「ドイツでのクラッシュは大変だったけど、どのイベントでも110%のアタックをしてるし、その結果だからね。ターマックでの課題はあるかもしれない。ただ改善する余地があるということなので、来年はもっとよくなる。ただし、108%くらいのアタックにするけどね」
ドイツ戦でのソルベルグの大クラッシュは、軍の演習地での戦車用の縁石に激突し、車体は原型をとどめないほどの大破だったが、ドライバーは無傷でナビは軽傷で済んでいる。スバルではこの事故車両を今後の安全対策のためのデータ収集に役立てているという。