ダイハツ工業の箕浦輝幸副社長は29日の『ミラジーノ』発表の会見で、鋼材の需給ひっ迫について「生産計画に影響が出るという状況にはなっていない」と述べ、29日から3工場で生産停止に入った日産自動車のような事態は、当面回避できるとの見通しを示した。
箕浦副社長は今年6月まで在籍したトヨタ自動車で調達の担当の専務を務めていた。最近の鋼材需給については「他社を含めタイトで困っている」というものの、海外工場を含めて対策を講じ、生産への影響を回避していると述べた。
箕浦副社長は具体策として部品の共通化による鋼材の種類削減や、標準仕様品への転換などを継続的に促進していると指摘した。