ダイハツ工業の山田隆哉社長は29日の『ミラジーノ』発表の席上、「来月にはトラックの『ハイゼット』も新モデルとなるので、軽自動車シェア30%に向けて取り組みたい」と、初の3割乗せの実現に意欲を示した。
これを受け、国内営業担当の神尾克幸専務は「暦年では難しいものの、2004年度ベースで取れればと考えている」と述べた。ダイハツの軽自動車販売は03年12月に投入した『タント』以降の新モデルが好調に推移しており、04年度上期のシェアは過去最高の29.8%に達している。
神尾専務は、30%は「あくまでも目標」としているが、ミラジーノで「団塊世代と団塊ジュニアの女性層を開拓したい」と、新モデルで達成に弾みをつける構えだ。