去る11月19−21日、東京・有明のビッグサイトで『2004東京国際自転車展』が開催された。初日こそ雨に祟られたものの土日は好天に恵まれ、自転車フリークや家族連れで大賑わいとなっていた。会期中の入場者数は3日間合計で13万9191人。
今回で15回目となる同イベントは、18の国と地域から251社が出展。業界の勢力図に従って中国と台湾の企業が目立っていた。
自転車で面白いのは世界的な規模でOEM供給がおこなわれていることで、オリジナルを製造するメーカーとOEM供給を受けて日本で販売している商社のそれぞれのブースで同じ自転車が並べられていることも珍しくなく、業界に詳しくないと困惑する。
また自動車ブランドなどの使用許可を得ることで、本家とまったく関係のない企業が自動車ブランドの自転車を販売するケースも目立っていた。特にGMとクライスラーは積極的にブランド貸しをしているらしく、シボレー、ハマー、ジープ、ダッジの自転車を目にすることができた。*