トヨタ自動車は、北米における事業の現地化を一層強化するため、研究開発会社であるトヨタ・テクニカルセンターU.S.A.と製造統括会社のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ノース・アメリカを統合すると発表した。
統合する新会社はトヨタ・モーター・エンジニアリング&マニュファクチャリング・ノース・アメリカとなる。
新会社の設立は、開発業務と生産業務の連携を強化し、開発から生産に至るまでのオペレーションの効率化を進めることで、市場環境の変化に柔軟に対応できる体制を構築するのが目的。統合の時期は2006年前半を予定している。
テクニカルセンターは、北米の研究開発業務の現地化推進のために1977年に設立、自動車に関する設計、製品企画、技術管理など、研究開発業務を行っている。
生産統括会社は、北米での現地生産の拡大に伴い、意思決定の迅速化とオペレーションの効率化を図るために1996年に設立、北米の工場のコーディネートと生産支援を行っている。