交通トラブル事件、ビルからの転落死と関係あり

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千葉県警は6日、一方通行の道路で逆走を指摘した男性2人を暴行し、このうち1人を近くのビルから転落死させたとして、20歳と22歳の男を傷害致死と強盗傷害容疑で逮捕した。2人は容疑を大筋で認めているという。

千葉県警・松戸署によると、事件が起きたのは10月29日の午前1時ごろ。松戸市根本付近の市道を22歳と23歳の男性が歩いていたところ、一方通行を逆走してきた若い男2人が乗った原付バイクとすれ違った。

2人は「おい、ここは一歩通行だぞ」と注意をしたが、原付バイクに乗っていた2人はこれに激怒。「何様もつもりだ」、「言葉が悪い」などと言いがかりをつけ、注意した側の2人に対して殴る蹴るの暴行を行った。

男たちは22歳の男性から現金3000円あまりの入った財布を奪い、さらには現場から逃げ出した23歳の男性を追いかけた。男性はこれを逃れようと近くのマンションに逃げ込み、さらに3階部分から隣のビルに飛び移ろうとしたが、足を滑らせて転落。頭を強打し、脳挫傷が原因で死亡している。

警察では交通トラブルを発端とした強盗傷害と傷害致死の両面から捜査を開始。財布を奪われた22歳の男性が原付バイクのナンバーの一部と、車体色を覚えていたことから、これを基に車当たりを行った。

この結果、松戸市内に在住する20歳の男と、会社の同僚で22歳の男が容疑に関与した可能性が高くなり、同署で事情を聞いていたところ、容疑を大筋で認める供述を行ったため、死亡した23歳の男性に対する傷害致死容疑と、財布を奪われた22歳の男性に対する強盗傷害容疑で逮捕している。

男たちは2人と口論になったことは認めているものの、男性の死亡については「勝手に落ちたとしか思えない。自分たちが原因になったと言われても納得できない」と話しているようだ。

《石田真一》

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