フォルクスワーゲン(VW)は15日、第6世代となる新型『パサート』の写真を公表した。実車の披露は05年2月開幕のジュネーブモーターショーを予定、販売はショー以降、3月から欧州で始まる。
ミドルクラスセダンだったパサートは先代からひとクラス上のエグゼクティブクラスに匹敵する室内クオリティを備えるようになったが、新型でもそのリードの維持をもくろむ。
新開発4リンク・リアサスペンションと新開発横置きエンジンを新開発ボディに装備する。ブルートゥース電話ユニットやクラス初の電子制御ハンドブレーキなども採用。
寸法は大きくなっており、全長4765mm(+62mm)×全幅1820mm(+74mm)×全高1472mm(+10mm)、ホイールベース2709mm(+6mm)、荷室容量565リットル(+90リットル)。VWでは“コントロールされた成長”と称している。
エンジンは7機種中、6機種がパサートには初めての設定で、ガソリンの直4エントリーモデル(75kW/102PS)が従来型からの継続だ。直4・FSI(直噴)が85kW/115PS、110kW/150PS、147kW/200PS。最上級仕様V6・FSI(184kW/250PS)は05年最終四半期に登場予定。
ディーゼルはTDI(ターボディーゼル直噴)3機種すべてが新規設定。77kW/105PS、103kW/140PS、125kW/170PSのラインナップだ。
前輪駆動2WDが標準仕様で、「4モーション」四輪駆動は後に追加される計画。