いすゞ自動車は16日、業績の大幅回復と累積損失の一掃が実現する2005年3月期の期末配当について「現時点で決定はしていないものの、(復配を)視野に入れている」ことを明らかにした。1998年3月期以来、7期ぶりの配当が確実となってきた。
いすゞの今期単体決算は、純利益が300億円となる予想。12月22日には臨時総会を開いて累積損失一掃のための資本準備金の取り崩しなどを承認する予定だ。
予想通りの利益が確保できれば、単体での期末の利益剰余は約160億円となる。大型トラックメーカーでは、日産ディーゼル工業が今期末の3円配当を予定している。同社の方は97年9月中間期以来の復配となる。