【ホンダ ASIMO 新技術】ハードウェアもソフトウェアも改良

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ ASIMO 新技術】ハードウェアもソフトウェアも改良
【ホンダ ASIMO 新技術】ハードウェアもソフトウェアも改良 全 2 枚 拡大写真

歩行速度が従来型よりも格段に早くなっただけではなく、走るという機能も加った新型『ASIMO』(アシモ)だが、中身は従来型と比べてどのように進化したのだろうか。

新型アシモの開発を担当した本田技術研究所・和光基礎技術研究センター、ASIMO研究室の重見聡史・主任研究員は「どこが…というわけではなく、ハードウェアな部分からソフトウェアまで、全体的に改良を施しています」と説明する。

CPUのクロック数は明らかにされていないものの、処理能力は従来型の10倍近い。これに高い応答性を持つ新しい制御ソフトウェアを組み合わせたことでスピーディな動きを実現したという。

足裏に設置されたセンサーが着地の衝撃を感知し、それがCPUに伝わるまでの応答時間=歩行演算能力は4倍の速さとなり、言い換えると、速度を4倍にしたことで、従来型の1/4の時間で同様の姿勢制御ができる。

モーターも従来型よりも高い出力のものを採用しているが、「それだけでは高速化にはつながりません。高速化を実現したのは腰の回転軸を追加してバランスを取り易くしたこと、そしてより人間らしい動きを実現した姿勢制御など、総合的な技術投入の成果です」と重見さんは語る。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. ジェイテクト、「ベアリング」の模倣品2600点をタイで摘発
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る