日産自動車は17日、同社が提供するテレマティクスサービス『カーウイングス』の携帯電話連携コンテンツ「送っとケータイ」を、au(EZweb)とボーダフォン(ボーダフォンライブ!)に対応させた。
NTTドコモ(iモード)では10月からサービスを開始しており、今回の2社追加で主要キャリアへの対応を果たした。
「送っとケータイ」は、カーウイングス対応カーナビと携帯電話を連携させるコンテンツサービス。
対応カーナビを使って目的地の設定を行った後、カーウイングスの「Auto DJ」チャンネルから「送っとケータイ」を選択、任意のサービス(地図およびグルメ)を選ぶと、カーウイングスセンターを通して携帯電話のコンテンツプロバイダーに目的地情報が送られる。
コンテンツプロバイダーからはナビを使用しているユーザーの携帯電話に対し、カーウイングスセンターから提供された目的地データを基に生成した情報ページのURLが送信されてくる。
ユーザーは携帯電話からこのURLにアクセスすれば、目的地周辺の地図(ゼンリンデータコム提供の周辺地図を送っとケータイ)、目的地周辺にある飲食店のクーポン(ぐるなび提供の周辺地図を送っとケータイ)などの情報を得られる仕組みだ。
10月のサービス開始段階ではNTTドコモの携帯電話(iモード)のみ対応していたが、17日からはau(EZweb)とボーダフォン(ボーダフォンライブ!)にも対応。主要3キャリアで使えるようになった。
前述の2サービスについては3社共通だが、これに加えてauの携帯電話では「ルート送っとケータイ」という独自サービスも提供される。これは同社の携帯電話のうちGPS機能を持ち、「EZナビウォーク」に対応した電話機が対象。
クルマを降りてから目的地までのルート案内を携帯電話を使って行うというもので、駐車場と目的地が多少離れているというような場合にも電話機が効果を発する。