【シトロエンC5マイナーチェンジ】 大幅に進化した3リッターモデル

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【シトロエンC5マイナーチェンジ】 大幅に進化した3リッターモデル
【シトロエンC5マイナーチェンジ】 大幅に進化した3リッターモデル 全 5 枚 拡大写真

ビッグマイナーチェンジを行なったシトロエン『C5』。メカニカルな面での最大のトピックは、3リッターV6エンジンを搭載するエクスクルーシブに、日本のアイシンAW製の6速ATが採用されたことだ。

6速ATを組み合わせた3リッターエンジンは、スペック上は変更がないものの、可変吸気システムの改良で、スムーズさを増している。さらに各ギアでのエンジンの守備範囲が最適化され、発進時からの加速性能も向上している。速度を乗せていく際にもシフトショックが少なく、上質なフィーリングに仕上がっている。6速ATにありがちな、頻繁な変速も少なく、快適性が高く保たれている。

また、シフトレバーを左側に倒すことで、シーケンシャルのマニュアルモードに切り替えることができる。これは従来の4速ATにもあったが、6速になり、より素早いシフトチェンジが可能となった。

サスペンションはシトロエン独自の、油圧サスペンションとなるハイドラクティブlllを採用。3リッターモデルには、コンフォートとスポーツのふたつのモード切替が可能となっている。スポーツにすれば、ロールやピッチングなどのクルマの挙動を抑えてくれ、コンフォートにすれば、よりソフトな乗り心地にすることができる。

販売の主力となる2リッターモデルは、可変吸気システムが加えられ、最高出力が6ps向上し、143psとなった。また2リッターモデルのハイドラクティブには、乗り味を切り替えるモードボタンが省略されてしまったが、路面状況や運転状況に応じて、車高や硬さを自動的に可変してくれる機能は残されているので、快適性は従来と変わらないレベルに保たれている。

新しくなったC5の走りの方向性は、基本的にマイナー前のモデルと変わることはないが、6速ATの採用やエンジンの改良より、独自の快適性により磨きがかかっている印象だ。(つづく)

《岡島裕二》

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