【三菱ランサーエボリューションIX プロトタイプ速報】狙いはシンプルな正常進化…河口まなぶ

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【三菱ランサーエボリューションIX プロトタイプ速報】狙いはシンプルな正常進化…河口まなぶ
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狙いはシンプル。「前後外観を一新し、走りの性能はMRをベースに、MIVECターボエンジンを新たに搭載し全域高性能を実現。動力性能における走りの質感を向上した」というもの。まさにランエボらしい進化といえる。

つまりコンセプトは不変ながらも、今回も確実に性能を一歩前進させた、ということだ。開発責任者である(乗用車開発本部 藤井氏)がまず強調したのは、見た目における部分について。とくにリアまわりに関しては、「今まであまり後ろを気にしていなかったが、今回はアイデンティティとなるような造形を施しました」という。

これはつまり、リアのバンパーのことを指している。今回のランエボXIプロトタイプのリアビューは、確かにブラックアウトされたディフューザーを備えたバンパーが特徴的だ。

同時に気を使ったのが、これまでも採用され高い評価を得てきたレカロシート。いわく「乗り込み時など、サイド部分が滑るのでここに本革を使い、メイン生地にアルカンタラを使うことでより機能性を高めると同時に質感も向上させました」。高評価に甘えぬ、とても真摯な姿勢が印象的だ。

ほかのエクステリアでは、フロントバンパーを新型とすることで、冷却性向上、空力特性も考慮されている。またインテリアでは、黒内装を基調としてカーボン調パネルをあしらったほか、機能性を考慮して新たに滑りにくいアルミ製ペダルを与えるなどもした。もちろんここには、スポーティで質感ある空間を演出するという狙いもある。

こうしてランエボIXプロトタイプでは、よりアグレッシブなエクステリア、機能性質感向上を狙ったインテリアが構築されたのだ。(つづく)

《河口まなぶ》

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