やぶへび…逃走した無免許男を逮捕

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茨城県警は23日、恒常的に無免許運転を続けていた男を道路交通法違反で現行犯逮捕した。クルマを運転中、過去に自分を摘発した警官に話しかけたことがきっかけとなっている。

茨城県警・笠間署によると、1997年10月に免許取消の処分を受けて以来、7年間に渡って無免許運転を続けてきた可能性があるとされたのは、友部町内に在住する61歳の男。

事件は23日の正午ごろに発生している。友部町小原付近の町道で、パトロールを行っていた同署員に対し、近づいてきた男が近くを流れる涸沼前川を指差し、「ここで魚が釣れますか?」と尋ねた。

署員が答えようとすると、男は突然走り出し、近くに駐車していたクルマに飛び乗って逃走した。その様子に不審を感じた署員は追跡を開始。

約2km先で男のクルマを抑止し、運転していた男に職務質問を実施したところ、男は「免許を持っていない」と供述。道交法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕している。

警察での取り調べに対し、男は「以前、自分を無免許運転で摘発した警官だったとわかり、無免許運転の発覚を恐れて逃げた」と供述。

男は1997年10月に飲酒運転原因の事故を起し、免許取り消し処分となっていた。男はその後も無免許運転で数度の摘発を受けているが、その摘発を行った警官の中に今回声を掛けた署員も含まれていたらしい。

だが、その署員は男のことをあまり覚えていなかったらしく、追跡を行った理由も「血相を変えて逃げ出すので、重大な犯罪に関与していると思って追いかけた」などと話しているという。

《石田真一》

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