【ボルボS60R/V70R詳報】スポーティワゴンとしては世界最上

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【ボルボS60R/V70R詳報】スポーティワゴンとしては世界最上
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結論から述べよう。アウディも、BMWも、メルセデスも、スバルも、「スポーティワゴンでは、ボルボに負けている」。

その違い、まずはエクスルーシブ・ナチュラルハイドシート(オプション設定)に身を任せた瞬間にやってきた。バックミラーも見ていないのに「後部のワゴンシェイプ」が、カラダ全体に浸透してくる。ボルボ=エステートの一般的固定観念がここまで強いとは、我ながら驚いた。

では、ボルボ自慢のスタビリティデバイス“FOUR-C”を“コンフォート”ONで走り出す。18インチタイヤ装着車としては、ステアリングのフィーリングも軽い部類。また、アンセンターフィール(中立部分でのゆるさ)は微塵もない。路面からコツコツ感もない。ジーンワリしたスポーティさがニクい。

高速道路に乗った。すると、「なんとまあ、楽なこと…」。アクセルを(踏まない状態から、感覚的に3ほど)軽く踏み込むと、“R”専用設定ブースト圧:1.1バール(04年モデルは1バール)が、「車重を軽くなった?」と思わせるほどの加速の伸びを生む。が、「300psの凄さ」は主張していない。

クルージングに入ると、まさにニュートラル・ドライビングの快楽。そして、この後“アドバンスド”スイッチONで『V70R』をワインディングで攻め、なおかつ『S60R』に乗り換えてからわかることなのだが…。「リアの開口部の大きいワゴン車はボディ剛性が低く、セダンのバランス感に及ばない」との、一般論を全面否定する動きを見せたのだ。(つづく)

《桃田健史》

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