【春闘05】トヨタの賃金交渉、ベアは見送りだが

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トヨタ自動車の2005年春季賃金交渉は、3年連続でベースアップ(ベア)要求が見送られることとなった。

ただ、定期昇給に相当する「賃金制度維持分」が引き上げられるほか、年間一時金も過去最高となる見込みで、2年連続して連結純利益が1兆円を突破する同社の業績が反映される。

トヨタ労使は昨年夏に、賃金制度維持分の組合員1人当たり原資を400円引き上げて6900円とすることを確認していた。制度維持分は、3年ごとに見直すことになっており、組合員の平均年齢上昇などに伴って引き上げることになった。

一方で、年間一時金についても従来の単独業績比例方式を見直し、連結業績を何らかの形で反映させるよう労使が検討を進めている。このため過去最高だった03年実績の237万円を上回る要求となるのが確実だ。

自動車業界の賃金交渉は2月中旬に各社の労組が要求書を提出してスタートする。

《池原照雄》

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