【インプレ'04】国沢光宏 トヨタ『マークX』 ひさびさに実感した80点主義の出来

試乗記 国産車
【インプレ'04】国沢光宏 トヨタ『マークX』 ひさびさに実感した80点主義の出来
【インプレ'04】国沢光宏 トヨタ『マークX』 ひさびさに実感した80点主義の出来 全 1 枚 拡大写真

おそらくトヨタの技術者は100点のクルマを目指して開発したんだと思う。しかしでき上がった『マークX』を見ると、ひさびさにトヨタらしい80点主義のクルマだった。

もちろん新世代の素晴らしいV6エンジンに新開発の6速ATを組み合わせたり、世界トップクラスの衝突安全性やアッパーミドルクラスNo.1の環境性能を持たせるなどトヨタのポテンシャルはじゅうぶんに感じさせる。でも乗って楽しくないのだ。

例えば乗り心地。平坦な路面ならトヨタの得意技であるブッシュのチューニング技術によってクラウンに匹敵する高級感を持つ。しかし荒れた路面に入った途端、今までと同じドタバタする日本車になってしまう。

ハンドリングだって簡単にVSCが作動。しかもいったん作動すると「おしおき制御」とやらでパワーをしばらく絞ってしまう。お節介な感じ。個人的にはデザインも80点主義だと思う。

シビアに見ない普通の人には、大いにすすめるよいクルマではあります。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

国沢光宏| 自動車評論家
学生時代から執筆活動を開始。現在、CARトップ、ベストカーなどに寄稿する一方、AM/FM局でのパーソナリティ、WRC解説も行う。クルマ選びからドライビングテクニック、業界ニュースなど、広く深くが取材目標。

《国沢光宏》

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