【アルパインCDA-9855J×iPodリンクを試す】その1…iPodユーザーの理想をカタチにするカーオーディオシステム

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【アルパインCDA-9855J×iPodリンクを試す】その1…iPodユーザーの理想をカタチにするカーオーディオシステム
【アルパインCDA-9855J×iPodリンクを試す】その1…iPodユーザーの理想をカタチにするカーオーディオシステム 全 4 枚 拡大写真
2001年11月に発売以来、全世界で600万台を超える大ヒットとなっている『iPod』。記録メディアにHDDを使ったことで、所蔵しているCDのほとんど、あるいはすべてを収録することができ、それがいつでもどこでも楽しめるかつてない音楽の楽しみ方を提供した。これがiPodが大ヒットした最大の理由だ。

もちろん、アルバムやカテゴリーごとに分けて再生したり、収録曲をランダムに再生するのはお手のもので、再生したい曲の呼び出しもブラウザ機能によって簡単にできてしまう。メカニカルなイメージとはほど遠いオシャレなデザインも人気を呼んだ理由のひとつ。まさにiPodがそれまでのヘッドホンステレオの概念を一気に覆してしまったのである。

そんななか、iPodの利用法として人気を呼んでいるのが車載でのミュージックサーバーとしての役割だ。iPod は1万曲もの(40GBタイプ)楽曲が収録可能なワケで、これをサーバーとして使えば、巨大なCDチェンジャーのように楽しめる。こんな“おいしい”ミュージックソースを逃す手はないというわけだ。

ただ、これまでじゅうぶんな機能として楽しんでいたかといえば「?」がつく。iPodを車載で使うには、一般的にFMトランスミッターを組み合わせてFM波経由で楽しむのが一般的で、FMチューナーさえあればiPodの楽曲をカーオーディオで再生することができる。面倒な接続もなく楽しめるのもメリットだ。

しかし、問題はFMトランスミッター機能を経由したときのサウンドである。FM波は基本的に音がよいと思っている人が多いようだが、それはAM放送と比較した場合のこと。CDなどのデジタルサウンドを聴き慣れた耳には明らかに音のクオリティは低いし、何よりもFMモジュレーターを使うということで外からノイズの影響も受けやすい。これでは音楽を楽しむにはあまりに心許ない。

また、iPodのコントロールは本体側で行なう場合がほとんどで、車載で使う以上、これでは安全性という観点からもオススメはしにくい。そんななかでアルパインから登場したのが、CDヘッドユニットの新機種『CDA-9855J』と、それに接続するiPod専用インターフェイスアダプター『KCA-420i』である。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  5. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る