ヤマハ発が大幅増配を公約…連結ベースの配当性向採用

自動車 ビジネス 企業動向

ヤマハ発動機の梶川隆社長は18日発表した2007年12月期までの新3カ年中期経営計画のなかで、「株主還元策を明確にするため、連結純利益をベースにした配当性向10%以上をコミットする」と述べ、大幅な増配を経営の公約に掲げた。

当面、10%を最低ラインとし15%程度を目指す考えも示した。同社が発表した新中期計画に基づくと、連結純利益での配当性向を10%とした場合、05年12月期の1株配当は17円レベルとなり、04年12月期(9カ月変則決算)の10円から大幅な増配となる。

また06年12月期は20円、最終年度の07年12月期は22円レベルと想定される。梶川社長は将来、「自己資本比率が50%を超えるか、有利子負債がゼロになった時はさらに高い配当性向を目指したい」と、株主還元に積極姿勢を示した。

通常、配当性向は単体ベースの業績をもとに指標化されており、連結業績を採用するのは異例となる。同社の場合、収益は海外に大きく依存しており、単体ベースだと04年3月期の配当性向が72.8%となるなど、収益実態から乖離してきたという事情もある。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る