フィアット再婚相手はプジョーか…伊首相がとりもつ
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フィアット-GM提携に関しては、今年2月からGMが自動車部門フィアット・オート株の90%を段階的に買収する取り決めだった。
しかし昨年末GM側が、フィアットが2000年の提携発足時に確認していなかった増資を実施したことを理由に、買収契約の撤回を要求した。いっぽうフィアットは契約の有効性を主張。昨24日にも「2月1日にはすべての折衝を終え、2日からの売却の準備が整う」と公式発表した。
だが、予定どおり事が進まない場合、フィアットはGMを相手取って損害賠償を求め、法廷闘争にもつれ込む可能性もある。今回は、そんな暗礁に乗り上げたイタリア一の巨大企業を救うべく、首相自ら「縁談」をとりもつ決意を固めたものと思われる。
《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》