【新聞ウォッチ】三菱自動車「新再建策」…読売、朝日の「社説」も手厳しい

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【新聞ウォッチ】三菱自動車「新再建策」…読売、朝日の「社説」も手厳しい
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年1月31日付

●三菱自ダイムラーに和解金700億円(読売・7面)

●ラグビー、ヤマハ発動機vs東芝、来月6日決勝(朝日・15面)

●「リコール対象外の車で事故」三菱自を損賠提訴へ、兵庫の男性(東京・22面)

●トヨタ、タイに新工場、戦略車 年20万台量産へ500億円投資(日経・1面)

●三菱自、出口はあるか「甘い計画」査定で露見、債権放棄や減資にも壁(日経・9面)

ひとくちコメント

先週末、三菱重工の傘下入りで再生に取り組む三菱自動車の新たな再建計画が発表された。3トップを総入れ替えし、三菱グループ3社による2700億円の増資引き受けが最大の柱。

28日夜の発表後、テレビのニュースなどでも派手に取り上げたほか、新聞各紙も翌日の朝刊に解説記事を中心に掲載。29日の読売朝刊と30日の朝日朝刊では「社説」にも取り上げられていた。

産経や日経も囲み記事を連載しているが、「“止血”効果はあるが、反転攻勢の決め手に欠ける」(読売)、「相変わらずの身内頼み」(朝日)など、どの記事を読んでも手厳しい内容ばかりだ。

無理もない。筆者も28日夜、発表会場に出向いたが、壇上には2台のコンセプトカーを展示、コンパニオンが笑顔でポーズ゛を取っているシーンをみて、なんと緊張感に欠いた会見だろう、という印象を受けた。

その日、知人の幹部社員に連絡したところ「近く退社する」とのこと。また、有能な人材が流出する。せっかくの「止血」も逆効果ではなかったのか?

《福田俊之》

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