前方の事故を避けようとしてタンクローリーが転覆

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1日、福岡県穂波町内の国道で、凍結した路面でスリップした軽自動車を回避しようとした後続の大型タンクローリーが急ハンドルを切った際にバランスを崩し、中央分離帯を乗り越えた上、対向車線側で転覆する事故が起きた。

この事故で双方の運転手が軽傷を負っており、警察では事故発生の原因を調べている。

福岡県警・飯塚署によると、事故が起きたのは1日の午前8時30分ごろ。穂波町楽市付近の国道200号線で、31歳の男性が運転していた軽自動車が強風に煽られ、さらには凍結していた路面でスリップし、横転した。

後続の大型タンクローリーを運転していた63歳の男性は、目前でクルマが横転するのを目撃し、衝突を避けるためにブレーキを掛けながら急ハンドルを切った。

だが、これが原因となってタンクローリーはバランスを崩し、横転しかけた状態で中央分離帯を乗り越えて進行。対向車線側で完全に転覆した。

この事故で双方のドライバーが打撲などで軽傷を負っている。また、転覆したことによって小破したタンクからは油が漏れ出し、これを除去するために現場付近は数時間に渡って通行止めとなったり、車線規制が行われた。

警察では事故の原因を調べているが、現場付近では事故当時に風速20mを超える強風が吹き荒れていたほか、前夜に降った雪によって路面の一部が凍結するなど、非常に滑りやすい状態だったという。

《石田真一》

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