父親のクルマにはねられ女児死亡

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1日、北海道雄武町内にある民家の駐車場で、2歳の女児が24歳の父親が運転するクルマにはねられる事故が起きた。女児は頭を強打しており、収容先の病院で死亡した。

警察では父親が運転席からの死角に入っていた女児の存在に気づかず、そのままクルマを発進させたことが事故の原因とみて調べを進めている。

北海道警・興部署によると、事故が起きたのは1日の午前11時25分ごろ。雄武町雄武付近にある民家駐車場で、この家に住む24歳の男性がクルマを発進させようとしたところ、前部のバンパーに何かが当たる衝撃を感じ、急停車した。

クルマの前部では男性の長女にあたる2歳の女児が凍結した路面に頭を打ちつけ、血を流して倒れていた。女児はすぐに近くの病院に搬送されたが、脳挫傷が原因で間もなく死亡している。

男性は女児ら家族と買い物に向かおうとしていたが、クルマの両脇に雪が積もっていたこともあり、家族がクルマに乗りこみやすいように除雪がなされた道路まで出ようとして、クルマをわずかに前進させていた。

この直前に女児はクルマの前方に回り込んだとみられるが、身長約90cmの女児は運転席からは死角となる部分に入りこんでおり、男性も女児の存在には気がつかなかったとみられる。

警察では業務上過失致死容疑で引き続き調べを進める方針だ。

《石田真一》

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