中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略

第一汽車の「奔騰(ホントウ)」ブランドのマイクロEV『小馬』
第一汽車の「奔騰(ホントウ)」ブランドのマイクロEV『小馬』全 3 枚

中国の第一汽車(FAW)の「奔騰(ホントウ)」ブランドは、マイクロEV『小馬』の累計販売台数10万台を突破したと発表した。「トレンディでかわいいペット」というコンセプトで差異化を図り、中国の小型EV市場で人気車種となっているという。

小馬の成功は、製品力による正確なユーザーニーズの把握、若者文化に深く融合したマーケティング手法、そして感情的価値の構築という三重戦略の成果といえる。

小馬は中国第一汽車の初の小型電気自動車として、「見た目が良い」「楽しい」「運転しやすい」「経済的」「安全」「スマート」という6つの良さを強みとしている。大手メーカーが作る小型車の品質基準として、ユーザーからの信頼を獲得している。

具体的には、丸みを帯びたカプセル型のデザインが愛らしく、市場の同クラス車種の箱型よりも親しみやすい。また、積み木風の内装デザイン、ゲームコントローラーのようなボタン、お菓子をイメージした回転ボタンなど創造的な要素を取り入れ、実用性だけでなく楽しさも提供している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. ジープ『コンパス』新型の写真公開! アウトドアファンの要望に応える新インテリア
  4. 新型ハーレー『ブレイクアウト』&『ローライダー ST』に、SNSでは「更にカッコ良くなってきた」「奥さんの説得頑張るか」など反響
  5. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る