東京都、自動車税滞納者のクルマを差し押さえ

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東京都は4日、自動車税を滞納し、再三の督促にも応じない個人や企業が所有するクルマの一斉差し押さえを実施した。押収されたクルマは税金の納付がなされない場合、インターネットオークションを使って公売されるという。

これは東京都・主税局が実施したもの。今回の一斉差し押さえの対象となったのは、自動車税を約2年間に渡って滞納し、都が実施した再三の督促にも応じようとしなかった法人や個人。

法人の中には業務にも使用しているクルマ複数台の税金を一切支払わず、滞納額が1000万円を超えているところもある。

差し押さえについては同日午前から約180人体制で実施。

クルマの所在を確認した後、滞納している個人の自宅や法人の事務所を訪問。差し押さえの実施を改めて予告し、納付の意思を確認。それでも拒否の姿勢を貫いた場合にはキーを提出させ、クルマを即時に差し押さえて保管場所まで移送する措置を取った。

対象となったのは乗用車32台とトラック1台の合計33台で、差し押さえの事実を通告したことで17台の所有者はその場で現金を出して税金の納付を行っている。結局、実際に保管対象となり、移送されたのは乗用車4台だった。

今回の移送や保管は民間の中古車販売業者が請け負っている。差し押さえた車両については、税金の納付がなされない場合には4月以降にインターネットオークションで公売される予定だ。

ただし、公売が行われた場合、自動車税の滞納額よりも車両売却代金の方が上回るケースも今回は予測されている。このようなケースが発生したときには、売却代金から税金分を差し引き、残額はクルマの元所有者(滞納者)に現金で返還する措置が取るとしている。

《石田真一》

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