ホンダは『エリシオン』の乗車装置に不具合があるとして、リコールを届け出た。対象は04年4月から12月までに生産した3万2277台。
これらのクルマでは、右スライドドアの前側ラッチシャフトの加締め加工が不適切なため、清掃などでラッチに触れて下がると、ラッチを戻すスプリングの力で戻らなくなるものがある。
その状態でドアを閉めるとラッチがストライカーに当たり、ドアを閉められなくなるおそれがある。
またスライドドアのラッチを開錠する前側ラッチクランクレバーの組立が不適切なため、レバー摺動部へのグリス塗布量が不足したものがある。
雨天走行などの際にレバー部に浸入した水が凍結し、この状態でスライドドアを開けるとレバーが開錠位置から戻らなくなり、ドアを閉められなくなるおそれがある。