大型SUVに重量税?

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大型SUVに重量税?
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アメリカの首都ワシントン周辺のメリーランド州で、大型SUV所有者に年間750ドル(7万9000円)の「重量税」を課す、という動きが出ている。

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対象となるのは重量が6000ポンド以上のモデルで、ハマー『H2』、キャデラック『エスカレード』、リンカーン『ナビゲーター』、GMC『ユーコンXL』などが含まれる。

追加課税を主張する民主党の州議会議員は、「大型SUVは燃費が悪く、大気や水への汚染に大きく関わっている。また、その重量により道路や橋などへの負担も大きい」と、「受益者負担」を強調。

しかし売れ筋の大型SUVだけに、自動車ディーラーなどはこの法案制定に強く反対している。メリーランド州は現在でも自動車登録に際し、重量が3700ポンド(1680kg)以上のクルマは2年ごとに180ドル(1万9000円)の支払いを義務付けている。3700ポンド以下では128ドル(1万3500円)。

今回の法案は「不公平税制」として廃案となる可能性が大きいが、州がこのように大型SUVを牽制する動きを見せ始めたことは自動車業界に思わぬショックを与えそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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