パナソニック『ストラーダ』のハイエンドモデル「F-CLASS」の特長は800×480ドット、115万2000画素という密度の高精細ワイドVGAモニターだ。そしてこのモニターに表示される地図こそがF-CLASS最大の自慢でもある。
ストラーダの地図画面は『DV255』や『DS110』など、QVGAのクオリティをもったノーマルモデルでも見やすい部類に入るのだが、『HDS930』のワイドVGAの見やすさは別格という印象だ。
2DINサイズに収める必要があり、画面サイズはインダッシュやオンダッシュのモデルと比べた場合には若干小さくなってしまったが、高精細な描写の地図はとても見やすくストレスを感じさせない。聞き取りやすい音声案内も相まって「道案内を行なう」という、ナビとしての本質部分でハイエンドモデルのすばらしさを味わえるのがうれしい。
F-CLASSは通常の2D地図画面も美しいが、その素晴らしさをより堪能できるのは「ドライビングバーチャルシティマップ」だ。3Dポリゴンランドマークは一部にモーションをもたせているなどのギミックが含まれているものもある。全国の有名な観覧車は要チェック。
また、一部にコアなファンがいるとも噂される“パナ子さん”もVGA描画によってリアルになっている。こちらもチェックを忘れちゃいけない。