1日、徳島県吉野川市内で、18歳の少年が運転する乗用車と、57歳の男性が運転する乗用車が交差点で出会い頭に衝突し、双方のクルマが大破する事故が起きた。
この事故で57歳の男性が頭を強打する全治2カ月の重傷を負っている。少年は仮免許証を有しているのみだったため、警察では道路交通法違反(仮免許運転違反)容疑で調べている。
徳島県警・吉野川署によると、事故が起きたのは1日の午後2時30分ごろ。吉野川市鴨島町喜来付近の市道交差点で、西進していた18歳少年が運転する乗用車が、南進していた57歳男性の運転する乗用車が出会い頭に衝突した。
衝突の弾みで2台のクルマは交差点に隣接する民家の駐車場や、ブロック塀に飛び込むなどして大破。18歳の少年と、同乗していた18歳の少女は打撲などの軽傷で済んだが、相手側の57歳男性は頭を強打。急性硬膜下血腫の疑いもあり、全治2カ月あまりの重傷と診断されている。
警察では双方の安全確認ミスが事故の直接的な原因と判断しているが、18歳の少年は仮免許しか有しておらず、免許を所持する有資格者の同乗も無かった。クルマは家族のものを無断で持ち出してきたものとみられている。
このため、警察ではこの少年から業務上過失傷害と道交法違反(仮免許運転違反)容疑で事情を聞いている。