日本興亜損害保険は7日、双日米国(関川和生社長)との間で、双日投資顧問(大沼豊実社長、旧日商岩井投資顧問)の全発行済み株式を取得する契約を締結したと発表した。資産運用ビジネスでの収益拡大が狙い。
双日投資顧問は、ヘッジファンドに投資することにより運用利益を得るヘッジファンドに特化した資産運用会社。ヘッジファンドは市場に左右されない収益を目指すため、最近、機関投資家の間でニーズが高まっている。
日本興亜損保は同投資顧問会社の全株式を取得するのを機に、同グループとして新たな資産運用ビジネスを展開する計画。国内の保険会社がヘッジファンドを中心とした運用ビジネスを展開するのは初の試みとなる。