3日、愛知県名古屋市内の県道で、基幹バスレーンに誤進入したとみられる乗用車と、このレーンを走行していた路線バスが正面衝突する事故が起きた。この事故で合わせて8人が軽傷を負っている。
愛知県警・中署によると、事故が起きたのは3日の午後11時40分ごろ。中区三の丸3丁目付近の県道で、基幹バスレーンを走行していた名古屋市交通局が運行する路線バス(栄バスセンター発、四軒家行き)が、バスレーンを逆走してきた乗用車と正面衝突した。
この事故で双方の車両は大破。バスは最終便のためにほぼ満員だったが、前方で立っていた乗客が衝突の弾みで転倒。バスの運転手と合わせ7人が打撲などの軽傷を負ったほか、逆走してきた乗用車を運転していた男性も軽傷を負い、病院で手当てを受けている。
事故現場の道路はバスの運行を円滑に進めるため、中央分離帯寄りの1車線を一般車の進入が禁止した基幹バスレーンに指定しているが、乗用車はここに誤進入。しかも逆走して事故を起こしている。
警察では業務上過失傷害容疑で乗用車の運転手から事情を聞いている。