「追跡されたから事故が起きた」と主張する泥酔男

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12日、東京都文京区内の国道で、パトカーの追跡を受けたクルマが対向車線側に逸脱し、信号待ちをしていた車両5台と衝突する事故が起きた。この事故で5人が軽傷を負っている。警察では45歳の男を道路交通法違反の現行犯で逮捕した。

警視庁・大塚署、富坂署によると、事件が起きたのは12日の午前3時20分ごろ。これに先立つ午前3時10分ごろ、文京区小石川2丁目付近の国道254号線で、蛇行するように走行していた乗用車が、隣の車線を走行していたトラックに接触する事故が起きた。

乗用車はそのまま逃走。現場が富坂署の近くだったこともあり、待機していたパトカーがただちに追跡を開始。ところがこのクルマは100km/hを超える速度まで一気に加速、信号無視を繰り返しながら逃げたため、追跡を断念。クルマが逃走した方向を管轄する大塚署に手配した。

これを受けた大塚署のパトカーが、国道254号線で待機。高速度で信号無視をしながら走行してくるクルマを発見し、追跡を開始した。

パトカーは500mほどこのクルマを追跡したが、午前3時20分ごろ、文京区大塚5丁目付近で信号待ちのクルマを追い越そうとした際にハンドル操作を誤って対向車線側に逸脱。同様に信号待ちをしていたクルマ5台とバイク1台に次々と衝突する事故を起こした。

この事故で5人が負傷。警察ではクルマを運転していた45歳の男を道路交通法違反(酒酔い、信号無視、速度超過)の現行犯で逮捕した。男は一人で立っていられないほどの泥酔状態だった。

警察では直前に起こした当て逃げや、業務上過失傷害容疑でも調べを進める方針だが、男は「パトカーが追うから逃げた」など、責任を転嫁する発言を繰り返しているという。

《石田真一》

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