「福島県仙台市…」偽造免許の男を逮捕

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宮城県警は16日、偽造した免許証を使い、現金を騙し取る目的で消費者金融の融資用カードを作成したとして、埼玉県内に在住する男を詐欺未遂容疑で15日に逮捕した。

免許は精巧なつくりだったが、致命的なミスがひとつあった。

宮城県警・仙台中央署によると、詐欺未遂の現行犯で逮捕されたのは、埼玉県内に在住する42歳の男。事件が起きたのは15日の午後。

同日の午後2時ごろ。仙台市青葉区内の消費者金融会社の社員から「偽造した運転免許証を使い、無人契約機で融資用カードの申請をした男がいる」との110番通報があった。

警察官は現場に急行。無人契約コーナーにいた男に職務質問を実施したところ、この男が「インターネットの掲示板で知りあった男に偽造免許を使ったカードの作成を頼まれた」と自供したため、詐欺未遂の現行犯で逮捕した。

警察の取り調べに対し、男は「報酬10万円で引き受けた。自分の顔写真を渡したら、後日に仕事を依頼してきた男が免許証を持ってきた。本物と見分けがつかないほど精巧で、これなら大丈夫と思った」などと供述した。

依頼した男は「仙台の住所で作ったから、怪しまれないように仙台で契約して作ってください」と指示。免許証を受け取った男は同日午後に仙台へ到着。仙台駅近くにある消費者金融でカードを作ろうとしたという。

男の供述通り、免許証は非常に精巧だったが、1カ所に致命的な誤りがあり、それがあったために消費者金融の社員も「これは偽物だ」とわかったという。

それは偽造免許証に記された男の現住所。実はこの部分が「宮城県仙台市…」でなく、「福島県仙台市…」になっていた。免許があまりに精巧なため、指摘されないと気がつきにくいが、消費者金融の社員は審査のために住所を打ち込むため、この過程でようやく気がついたようだ。

《石田真一》

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