【トヨタ ハイブリッド 新型】ハリアー/クルーガー の車両情報表示

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ ハイブリッド 新型】ハリアー/クルーガー の車両情報表示
【トヨタ ハイブリッド 新型】ハリアー/クルーガー の車両情報表示 全 6 枚 拡大写真

同じシャーシ、同じパワートレインを持つ『ハリアー』、『クルーガー』の両ハイブリッドだが、モデルに与えられた性格はかなり異なる。

【画像全6枚】

ハリアーは大きな車内空間をゆとりに振り向けた5人乗りのラグジュアリーSUV、クルーガーは7名乗車のスポーティSUVという位置づけがなされている。エクステリアはもちろん、インテリアデザインも共通性はほとんどない。

価格はベースモデル比でハリアーが税込み409万5000円、クルーガーが同399万円。

両者に共通しているのは、ハイパワーな新世代ハイブリッドSUVというコンセプトに基づく車両情報表示ロジックだろう。

もっとも特徴的なのは、通常のタコメーターに替えて装備された、システム出力を表示させる指針式パワーメーターだ。レベルゲージは最高200kWで、リアルタイムに出力が表示される。エネルギー回生時は指針が0kWより下を指す。

高性能ハイブリッドを所有する満足や運転する楽しさをオーナーに常に意識させる、心憎い演出だ。

また『プリウス』、『アルファード/エスティマハイブリッド』など既存のハイブリッドモデルでは、エネルギーモニターはセンターコンソール上の液晶モニターに表示されていた。

ハリアー/クルーガーハイブリッドは液晶モニターがオプション扱いになったため、クルーガーはインパネ内に、ハリアーはセンターコンソール上部にドット表示式マルチインフォメーションディスプレイが新たに設けられ、そこにエネルギーモニターが表示されるようになった。

従来の液晶表示に比べると簡素だが、視認性はきわめて良く、エネルギー管理の面白さが味わえる。ちなみにオプションのDVDナビ+エレクトロマルチビジョンを装備すれば、従来通り液晶モニター上の表示となる。

その他の装備については、ハリアーのほうがクルーガーより若干豪華な傾向があるが、大きな差はない。両モデルの価格差は、主に内外装の質感や作りの差によって発生しているものと思われる。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. 「バンバン」が復活! スズキは二輪展示でも世界初、日本初が目白押し…ジャパンモビリティショー2025
  4. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る