カルソニックカンセイ、中国広東省に進出

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カルソニックカンセイは、中国広東省広州市花都区にコンポーネント工場と、金型のメンテナンスや製造を行うツーリング会社の2社を設立し、同省に進出を拡大すると発表した。

同社は現在、上海にモジュール生産会社の本社とテクニカルセンターを、江蘇省無錫に輸出用空調部品の工場がある。無錫にはコンポーネント工場を設立することも決定しているが、今回はこれらに続く中国国内の生産拠点となる。

今回、広東省に生産拠点を設立するのは、日系自動車メーカーや海外メーカーが多数進出し、ビジネスチャンスが拡大する華南地区への対応を図るため。金型のメンテナンス・製造を中国で行うことで、世界同一品質・同一工法の実現を目指す。

新設するコンポーネント工場は康奈可(広州)汽車電子有限公司で、カルソニックカンセイが100%出資して今月中に設立し、2006年春にインストルメントパネル、エキゾーストなどの生産を開始する予定。

ツーリング会社は「康奈可汽車(広州)模具中心有限公司」で、カルソニックカンセイが100%出資して4月に設立申請を行い、5月に会社設立、2006年春に金型のメンテナンスを開始して、2007年1月に金型の製造を開始する予定だ。

カルソニックカンセイは、中国事業を拡大しているのに対応、中国事業全体を統括する会社も設立し、各独立会社が持つ重複機能を一元管理して効率化を図るとともに、グローバルマネジメントの強化、意思決定の迅速化を図る方針だ。

《レスポンス編集部》

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