【新聞ウォッチ】三菱ふそうリコール問題、再び“表舞台”

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年3月28日付

●ワールドインサイド:GM不振、ガソリン高騰大型車低迷、従業員の医療保険(読売・9面)

●素材高騰、さらに加速、価格交渉、鉄鋼側に主導権、メーカー、製品転嫁困難(朝日・7面)

●万博、伸びぬ客足、好天の日曜日、予想下回る(朝日・38面)

●国交省、ふそう幹部きょう聴取、リコール後火災相次ぎ、組織的問題を重視(毎日・31面)

●こちら特報部:盗難車輸出大国ニッポン!? 警察の情報非開示 対策にブレーキ(東京・28面)

ひとくちコメント

三菱ふそうトラック・バスが、リコールを届け出後も不具合や火災が続出しながら国土交通省に届け出を怠っていた問題で、同省は、きょう同社幹部を呼び、事実関係を聴取する。

きょうの毎日などが取り上げているが、26日朝日の夕刊では1面トップで「道路運送車両法に基づく立ち入り検査を近く実施することを決めた」と報じた。

また、きのうの読売も社会面で「留年は確実」として、「再発防止の誓いは何だったのか」という国交省幹部の談話を掲載、再生を誓ったはずの三菱ふそうの体質が、実はまったく変わっていなかったと糾弾している。

このところ、西武事件やホリエモン騒動で、三菱のリコール問題がすっかり陰を潜めていたが、久しぶりに“表舞台”に出た格好。ウソの上塗りは“想定の範囲”とはいえ、懲りない三菱に呆れるばかりである。

《福田俊之》

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