車上荒らしは重罪に…米テキサス州

自動車 社会 社会

年々増加する車上荒らしに悩むテキサス州議会は、車上荒らしについて殺人、強盗などに準じる「重罪」扱いをする、という法案を可決した。

車上荒らしに関しては軽罪扱いをする州が多いが、そのため「捕まってもすぐに釈放される」と重犯が多いため、今回の決断が下された。

刑罰も、これまでは最高で1年の郡留置所送りだったものが、最高2年の州刑務所送りとなる。

しかし、アメリカはどの州も刑務所がパンク状態。そのためこの法案に関しても、「州の財政を悪化させる」という根強い反対がある。

かつて車上荒らしは第3種重罪と見なされ、2年から10年の懲役の対象だった。しかし93年に刑務所の予算不足から、法律が見直され刑罰が軽減された、という経緯がある。

1年の刑でも充分だが問題は警察の取り締まりが充分に対応できていないこと、という意見もあり、ますます論議を呼びそうだ。

現在クルマの盗みに関して重罪扱いとなっているのは、カージャックのような強盗犯罪のみ。盗難など日常茶飯事のアメリカも、真剣に対策を考えざるを得ない時期にきているようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  2. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. 日産株主総会、社外取締役留任などへの批判噴出、「日産愛」の株主の“はけ口”に[新聞ウォッチ]
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る