【インプレ'05】日下部保雄 キャディラック『STS』 欧州車の味を融合させた新感覚アメ車

試乗記 国産車
【インプレ'05】日下部保雄 キャディラック『STS』 欧州車の味を融合させた新感覚アメ車
【インプレ'05】日下部保雄 キャディラック『STS』 欧州車の味を融合させた新感覚アメ車 全 1 枚 拡大写真

従来の『セビル』のモデルチェンジ版、FFからFRになってスポーティな走りを訴求したのが特徴。2995mmというロングホイールベースを持つが、全幅は逆に従来のセビルからは50mm狭くなっている(1845mm)。いかにもFRらしいディメンションだ。

エンジンは4.6リッターV8と3.6リッターV6の2機種だが、前者には4WDも用意される。走りはアメ車というよりも欧州車らしくなっており、従来型ほど足まわりを硬くしなくても良好なハンドリングが得られるために、硬めのなかにも比較的ユッタリとした乗り心地になっている。

ハンドリングは素直で高い旋回力を持ち、ステアリングのインフォメーションもしっかりしている。電子制御でダンパーの硬さを変えるスポーツモードを選択するとピッチングが強くなる反面、ロールは確かに少なくなる。

V8エンジンはアメリカンフィーリングのユッタリしたもので、これぞ『STS』のキャラクターに好ましい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

日下部保雄|モータージャーナリスト
1949年東京生まれ。車に囲まれた生活環境だったせいか、ついに仕事になってしまった。走らせるのが好きでモータースポーツからジャーナリズムの世界に入り、日本や世界のレース、ラリーに参加してきた。これからも出場するつもりだ。

《日下部保雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  3. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る