事故被害者を救護しようとして、追突死

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5日、福井県あわら市内の北陸自動車道下り線で、単独事故の発生を目撃して運転者の救護を行おうとしていた別のクルマのドライバーが、後続の大型トレーラーに追突されて死亡する事故が起きた。

警察では大型トレーラーの前方不注意が事故の原因とみている。

福井県警・高速隊によると、事故が起きたのは5日の午後7時45分ごろ。

あわら市後山付近の北陸自動車道下り線で、28歳の男性から「単独事故発生を目撃した。側壁に軽自動車が衝突しており、女性が頭から血を流している」との通報が入った。

通報を受けた同隊が現場に急行したところ、通報者のものとみられる乗用車に後続の大型トレーラーが追突するという二次災害が起きているのを発見した。

運転者の男性は大破したクルマの車内に取り残されており、救出作業が行われたが、男性は全身打撲などが原因で死亡。単独事故を起こしたとみられる22歳の女性が乗ったクルマも押し出されるように追突されており、病院に収容されたが骨折などの重傷を負っている。

現場は片側2車線で見通しの良い直線道路。警察に通報してきた男性のクルマは、単独事故を起こして立ち往生したクルマの直後にハザードランプを点灯させて停止、男性は運転席にいた女性の様子を確認した後、自分のクルマに戻って携帯電話での通報を行っていたところ、後ろから走ってきた大型トレーラーに追突されたらしい。

警察ではトレーラーを運転していた57歳男性の前方不注意が事故の原因とみて、業務上過失致死傷容疑で取り調べを行っている。

《石田真一》

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