ブリヂストンは、4月から同社と国内の一部グループ会社の退職金・年金制度を改定したと発表した。グループで退職給付金制度の安定的な継続と従業員の退職後の生活支援の両立が狙い。
制度の改定では、ブリヂストン厚生年金基金を4月1日付けで厚生年金の代行返上を行い、ブリヂストン企業年金基金への移行が認可された。
また、退職金の計算方法について最終給与比例方式から毎年積み上げ方式に変更、退職一時金を退職金・年金全体の50%から30%に変更し、20%は確定拠出年金に移行する。確定拠出年金は前払い退職金との選択性にする。
退職金・年金全体の50%について、企業年金基金によるキャッシュバランス類似型年金を導入する。年金保証期間は15年から20年に延長、年金として受給できる期間や割合は選択肢を拡大する。