車内での自殺、3週間も気づかず放置

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11日、大阪府大阪市中央区内の時間貸し駐車場で、駐車されていたミニバンの車内で男性が自殺しているのが発見された。

死亡したのは門真市内に在住する56歳の男性で、死後約3週間が経過していたが、男性が車内で死亡していることには発見当日まで誰も気がつかなかった。

大阪府警・東署によると、事件が発覚したのは11日の午後1時30分ごろ。大阪市中央区北浜4丁目付近の時間貸し駐車場を管理する会社の従業員から「駐車されているクルマの中で男性が死んでいるようだ」との通報が寄せられた。

同署員が現場に急行し、駐車されていたミニバンの車内を確かめたところ、中央部の座席に男性が横たわるように倒れており、すでに死亡していた。

車内には練炭を燃やしたと思われる七輪があり、遺書などの内容から門真市内に在住し、3月20日ごろから行方がわからなくなっていた56歳の男性と断定された。

この男性は死後3週間程度が経過していたことが後に判明。駐車場に入場した記録は3月20日深夜。家族に宛てた最後の電話は3月21日未明に掛かっていることから、その直後に自殺を企てたとみられる。

現場は大阪市の中心部にある駐車場。駐車場は短時間の利用客が多く、ミニバンの後部座席はスモークガラスとなっていることもあり、車内で男性が死亡していることには誰も気がつかなかった。

警察に通報した従業員は今月8日ごろにもこのクルマを目撃。車体に汚れがあることから何となく記憶しており、そのクルマが3日後にも同じ場所にあったことから不審を抱いて近づいてみたと証言している。

《石田真一》

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