【『G-BOOK ALPHA』逆襲】娘を思う父親が実際に行なったこと

自動車 テクノロジー ITS
【『G-BOOK ALPHA』逆襲】娘を思う父親が実際に行なったこと
【『G-BOOK ALPHA』逆襲】娘を思う父親が実際に行なったこと 全 2 枚 拡大写真

『G-BOOK ALPHA』はヘルプネットの標準採用により“安全”を強く押し出すモデルチェンジを果たした。

現代のクルマの重要なテーマである安全の、アクティブセーフティ、プリクラッシュセーフティ、パッシブセーフティに続く概念、「事故発生後の安全システム」をG-BOOK ALPHAが担当することになる。

しかし、“ミスターG”こと友山茂樹e-TOYOTA部部長は1年半ほど前の企画段階ではまだヘルプネットを標準採用にするかオプションにするかを決めかねていた。そんなときにある事件が起きた。

「実は、大学に通う私の娘がクルマを運転中に事故をしたと家に電話してきたのです。幸い、自宅のそばだったので、すぐに現場にいって見ると、エアバッグが開いていて、クルマは大破。娘は、青くなって道路に座り込んでいるだけでした」

一方、お嬢さんのクルマにぶつけた年配の相手も自分のクルマでボーとしているだけ、当然、警察にも救急にも連絡していない。

「私は加害者に対し、ぶつけたことより、事故後に何もしてないことに対して涙がでるほど頭に来ました。事故にあったら、加害者であれ、被害者であれ、気が動転し、しばらく、何もできなくるんですね」

「実は、この時までは、ヘルプネットをオプションにするか否か迷っていたんですが、この事故以来、絶対に、ヘルプを基本サービスにしようと心に決めました」

友山氏のご家族に怪我がなかったのはほんとうに幸いだが、緊急通報の有無が生死に影響する事故は数多い。このときの友山氏の体験は結果的にトヨタのテレマティクスに大きな影響を与えることになった。それは親が子を子が親を思う気持にストレートな装備となって現れたのだ。

《三浦和也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  4. 「逆輸入車」がアツい!? 報道で米国トヨタ車に脚光、3列SUV『グランドハイランダー』に国内からも熱視線
  5. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る