【上海モーターショー05】開幕一番、第一汽車 大紅旗に圧倒
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モーターショー

行ってみないとわからない、何があるかわからない。それが中国のモーターショーである。そして今回も、その期待に見事にこたえてくれた。
メインゲートからいちばん近い1号館に足を踏み入れると、中国最大手の第一汽車のブースに、いきなり『大紅旗』が飾られていた。
日本語も英語も通じない「説明員らしき人」に「これは概念車(コンセプトカー)ですか?」と尋ねると、「そうだ」との答え。本当にそうなのかはわからないが、とにかく大紅旗の大きさと存在感に圧倒された。
もちろん、スペックが記載されたプレス向け資料などあるはずもなく、誰に聞いても何も教えてくれない。ドアも開けてくれないしボンネットの中身も見せてくれない。政府要人が乗る公用車の詳細は一般人が知る必要はないということだろう。
しかし、これがコンセプトカーだと思わせるような「イメージスケッチと中国語の紹介文だけの簡単なパンフレット」を渡された。まあ、こういう配りモノが用意されるようになったことは、サービスの進歩である。
《牧野茂雄》