スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性

軽自動車(スズキ・エブリイ)をベースとした多機能車両「MARU MOBI Lite(マルモビライト)」
軽自動車(スズキ・エブリイ)をベースとした多機能車両「MARU MOBI Lite(マルモビライト)」全 21 枚

キャンピングカーを手がけるトイファクトリーは、新事業部ブランド「TFME」の発足とあわせて、軽自動車をベースとした多機能車両『MARU MOBI Lite(マルモビライト)』を発表した。

災害時は「シェルター」やトイレカーになる『MARU MOBI Lite』

同車両は、能登半島地震の被災地支援で現場活動した可児市の市役所職員や保健師職員の意見を反映して開発された。現地では女性職員でも運転しやすい手軽さや、地方山間部などへの移動を考慮し、「もっと車両サイズの小さいタイプのマルモビが欲しい」という要望があったという。

軽自動車(スズキ・エブリイ)をベースとした多機能車両「MARU MOBI Lite(マルモビライト)」軽自動車(スズキ・エブリイ)をベースとした多機能車両「MARU MOBI Lite(マルモビライト)」

マルモビライトは、スズキ『エブリイ』をベースに開発。平時には通常の公用車として使用し、有事の際には被災者向けのプライベートシェルターやトイレカー、支援職員の休憩・車中泊・着替えスペース、デスクワークスペースとして活用できる。

車両の特徴として、普段は4人乗りの軽バンだが、フルフラット化すれば大人1名+子供1名が横になれるL1750×W1200mmのくつろぎ空間に転換可能。畳マットには高品質な特殊ウレタン剤を採用し、撥水・防汚加工を施した和紙製で、優れたクッション性により体の負担を軽減する。

軽自動車(スズキ・エブリイ)をベースとした多機能車両「MARU MOBI Lite(マルモビライト)」軽自動車(スズキ・エブリイ)をベースとした多機能車両「MARU MOBI Lite(マルモビライト)」

装備面では、ポータブルエアコンで夏冬の快適性を確保し、カーテン&タープキットでプライベート空間を拡張できる。家具類は「レール脱着式」を採用した浮かせた構造とすることで、休憩のためのフラットスペースを邪魔しない設計を実現した。この「レール式家具脱着システム」は同社の特許技術だ。

車体には一切穴を空けない設計で、車両持ち込みでもスピーディに後架装が可能。家具の設置は車両ボディの既存のネジ穴を利用して固定しており、ベース車両があれば非常にスピーディに供給が可能で、有事の際の緊急需要にも対応できる。

軽自動車(スズキ・エブリイ)をベースとした多機能車両「MARU MOBI Lite(マルモビライト)」軽自動車(スズキ・エブリイ)をベースとした多機能車両「MARU MOBI Lite(マルモビライト)」

販売展開については、車両販売に限らず、各地自治体が保有する軽バン車両を持ち込んでの加工を行う「後架装」での供給も可能。現時点ではスズキ・エブリイ限定だが、今後は他車種への展開も計画している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ステーションワゴンの常識を超えたレヴォーグ、BLUELOVEさんが作り上げた理想形…CARTUNE PickUpCars 2026
  2. 公道を走れるレーシングバイク、新型ドゥカティ『パニガーレ V4 R』国内発売 価格は555万円
  3. 「こいつはカッコいい」タフ感マシマシの日産『キックス ROCK CREEK』が話題に!「相当売れるぞこのクルマ」
  4. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  5. 懐かしの“角目4灯”でアメ車に変身?! 安心の上に自由を乗せて『ダムド ステップワゴン レゾネーター』と過ごす1日PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. LFPは規制面でも優位へ。2036年に向けた日本勢の針路…KPMGコンサルティング 轟木光氏[インタビュー]
  2. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  3. ボッシュ日本、2025年度の売上高4600億円で4年連続最高記録を更新…ADAS・SDV強化が成長を牽引
  4. 次世代圧電材料向け、「多能性中間膜」の量産化をJSTが支援…Gaianixxが開発
  5. 「容赦なきエルグランド包囲網」トヨタの高級ミニバン『アルファード』改良発表にSNS注目! 価格も争点に
ランキングをもっと見る