飲酒運転トレーラー、特急と衝突

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4月26日、茨城県美野里町内のJR常磐線・羽鳥駅付近の踏切で、踏切内で脱輪して立ち往生していた大型トレーラーと特急列車が衝突する事故が起きた。

衝突によって特急列車は先頭車両が脱線。トレーラーを運転していた男と、特急列車の乗客の合わせて3人が打撲などの軽傷を負った。

警察ではトレーラーを運転していた男の飲酒運転が事故の原因として、道路交通法違反や過失往来危険の容疑で逮捕している。

茨城県警・石岡署によると、事故が起きたのは4月26日の午後0時50分ごろ。

美野里町羽鳥付近のJR常磐線・羽鳥駅構内にある踏切で、脱輪して踏切内で立ち往生した大型トレーラーと、同駅を通過しようとしていた特急スーパーひたち23号(上野発、いわき行き。11両編成)が衝突する事故が起きた。

列車は通常、羽鳥駅を125km/hで通過するが、トレーラーを運転していた31歳の男は事故の直前に踏切内の非常停止ボタンを操作。列車はこれに従って事故現場手前から減速を開始していたが、完全に停車することはできず、約30km/hで衝突。その衝撃で先頭車1両が脱線した。

この事故でトレーラーを運転していた男と、特急列車の乗客2人が打撲などの軽傷を負っている。

事故現場となった踏切は幅員約3.6mと狭く、車両総重量8トン以上の大型車両を通行が禁止されている。

運転していた男は当初「誤って進入した」などと話していたが、事情聴取を行っていた警察官は男の呼気が酒臭いことに気づいて追及したところ、事故の直前までトレーラーの車内で間ビール数本を飲んでいたことがわかった。

車内からは缶ビールの空き缶も発見。警察では男を道交法違反(酒気帯び運転、通行禁止違反)と過失往来危険の容疑で逮捕している。

常磐線は復旧作業に手間取り、事故区間を含む勝田−土浦間は同日午後9時すぎまで不通となり、通勤通学の足に影響が出た。

《石田真一》

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