ホンダは、二輪車の世界生産累計が、2005年4月末で1億5000万台に達したと発表した。1949年に『ドリームD』型で二輪車の量産を開始して以来、57年目で達成した。
同社は1949年にドリームD型の量産を開始した。1963年には、ベルギー二輪車工場で同社として初の海外生産を開始し、以後「需要のあるところで生産する」という基本理念に基づいて世界各地で現地生産を開始している。 同社は二輪車で市場を開拓して企業基盤を確立してから、その後に四輪車でグローバル展開を進めている。
現在の二輪製品の生産拠点は、全世界で21カ国28拠点。アメリカ、ドイツ、イタリア、タイ、中国、インドに法人としての研究拠点を持ち、現地のニーズにあわせた二輪車の開発にも力を入れている。
2004年には全世界における二輪車の販売台数は初めて1000万台を超え、1080万台だった。2005年には販売台数1250万台を目指しており、約4年後には累計生産2億台に達する見通しだ。