【上海モーターショー05】奇瑞で競演…フミア&ピニンファリーナ
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悪名高い『QQ』のコンポーネンツを利用した『S16』は、「クオリティ・コンパクト」を謳っており、デザインはエンリコ・フミアが手がけている。ボディの前後中心からスロープダウンするキャラクターラインが初代ランチア『イプシロン』を想起させ、ボディ前後のグラフィックスを同じにすることでポップな雰囲気を醸し出している。
また、ドアも前後対称形とすることで左右の形状を同じにし、同一の金型で左右ドアがプレスできるようにすることでコストダウンも図れるよう配慮されている。S16が掲げるデザイン・フィロソフィは「レス・イズ・モア」なのだ。
いっぽう、かつてフミアも在籍していたピニンファリーナによるデザインのスペシャリティクーペ『M14』は、コンセプトカーながらエンジンスペックが公開されており、量産に強い意欲を示していることがわかる。
1.6リットルと2.0リットルの直列4気筒エンジンが設定でき、「わが社の独自開発」だという1.6リットルエンジンは可変バルブタイミング機構も備えているという。
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