トヨタ自動車が発表した2005年3月期連結決算は、売上高が前年同期比7.3%増の18兆5515億円、営業利益が同0.3%増の1兆6722億円となり、増収増益となった。
海外の新車販売が好調だったものの、原材料の高騰や円高ドル安の進行で、営業利益は高水準ながら微増にとどまった。
期中の新車販売台数は同10.3%増の740万8000台だった。営業利益は前期よりも53億円の増益となった。新車販売など、営業面で2300億円、原価低減で1600億円の増益効果があったが、為替差損が1400億円、前期に厚生年金基金代行返上した影響で598億円、研究開発費の増加で1849億円の減益効果があった。
税金等調整前当期純利益は同0.6%減の1兆7546億円、当期純利益が同0.8%増の1兆1713億円だった。
次期の連結決算の見通しは未公表だが、2005年度の新車販売計画は同6.0%増の785万台。