気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年5月12日付
●三菱自動車、電気自動車に活路、安上がりで環境対応(朝日・11面)
●スズキ、四輪快走2期連続最高益(朝日・11面)
●三菱ふそう、新たにリコール(朝日・33面)
●日本企業中国進出、3社に1社見直し(毎日・8面)
●主張:トヨタ、世界の目意識した行動を(産経・2面)
●ホンダ、米に新工場、来春稼働、AT生産(産経・9面)
●原材料値上がり知恵で勝負、日野自動車・近藤社長(東京・8面)
●企業別CM好感度ランキング、サントリー1位、トヨタ4位(東京・8面)
●燃料電池車、トヨタ・GM共同生産、合弁で調整(日経・1面)
●富士重工、新車開発見直し、ハイブリッド車国内向けミニバン、2007年以降に延期(日経・13面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車と米GMが、燃料電池車の共同生産など、環境技術の提携強化を検討するという。読売、毎日などが11日付の夕刊で報じたほか、きょうの日経が1面準トップで取り上げている。
GMのリチャード・ワゴナー会長が14日にも訪日、愛知万博などを見学するが、トヨタの張冨士夫社長らとの“会食”も予定されている。
張社長は先の決算発表の席上、「半年前から食事をご馳走する約束をしており、渡辺次期社長の紹介を兼ねて同席してもらうが(経団連会長の立場で奥田さんが発言したようなハイブリッドの技術供与など)具体的な案件を話し合うようなことはない」とお茶を濁していた。
世界の自動車メーカーの両雄が顔を合わせて、子供のお遣いで終わるようなことはないだろう。